難問を解くための学習法 ①

小5・小6

大手進学塾の公開テストでは問題ごとの正答率を出しています。

偏差値60以上をとるためには、この正答率で20%から30%の問題が解けるかどうかが分かれ目になります。

 

例えば学力別に3クラスに分かれている場合、上位2クラスならこのレベルの解き方は習っているので、日々の学習がしっかりできていれば取れるはずです。かなり大雑把な例ですけど・・・

しかし、実際に出題範囲のないテストでこれを出題すると正しい解き方が出てこなかったり、ミスをしたりするので20%から30%の正答率になってしまいます。

それならば、いつ出題されても答えられるようにしっかり「理解」しておくことが大前提となりますね。

もちろん「理解」できるまで解説を見たり先生に質問をしたりすることが必要なのですが、それと同じくらい重要なのが、

自分の間違いはどこがおかしいかを知ること

なんです。

自分で答えを出さずに、または途中までの考え方もない状態で解説を見たり質問をしている場合、これは「わかったつもり」の典型例です。正しい解き方を聞けば「わかったつもり」になります。

 

つまり、まず自分の考え方がない子には克服できないことなのです。

解法を覚えているだけでは無理、ということですね。

 

基本問題なら解き方覚えてます、でおしまい。

右の図で言うと〇の解法を覚えていたかどうか、それだけです。これだけでも偏差値50ぐらいまではいきます。

 

 

応用問題は、ちょっとひねっていたり基本をいくつか組み合わせて解くことになりますから、途中で間違った方向にそれる場面が出てきます。

右の図のアはこの問題とは関係ないという判断、

イでは答えにたどり着かなという判断、

ウは答えは出るけど間違ったものを求めているという判断が必要になります。

間違った方向に行きそうになったときに、「これは違う」と思えないと正しい答えにたどり着きません。

 

今回はちょっと漠然とした話になってしまいましたが、機会があれば具体的な例をあげていきますね。

とりあえず以下の3点だけ心がけてください。

・できなくても考えたあと試したあとを残すこと!

・質問は自分の考えたあとを持って聞きにいくこと!

・正しい解き方だけでなく、「これは間違い」という話に耳を貸すこと!