夏期講習の効果を上げるために

小5・小6

もうすぐ夏休みですね。

塾に通っている子には夏期講習が待っています。

受験学年の人は見るだけでイヤになるようなスケジュールになっているかもしれません。が、実は学校に通っている時間が塾に代わるだけでそれほどたいしたことはありません。むしろ、学校と塾との移動もなく、学校行事もないぶん体力的には楽かもしれません。8月の終わりには「もう終わり?」という感覚になっている子がたくさんいるでしょう。

しかし、授業で学ぶことはたくさんあるのでこれを吸収・消化していないと意味がない。宿題も増えるし弱点などの克服課題もこなさなければなりません。そこであらためて成果を最大限に上げるための秘訣を頭に入れなおしてスタートしてください。

その秘訣とは・・・

授業中に全力で頭を動かすこと

特に算数では、授業中に頭が休憩している子はすべてが後手にまわってしまいます。授業中に内容を理解しておかないと宿題も進まず、無駄に時間を使い、他の教科に費やす時間を削ってしまったり睡眠不足になって、また授業中に休憩するという悪循環に陥ってしまいます。

これは夏期講習に限らず、通常時も同じことなのですが授業が増えれば増えるほどその差は大きく出ますのでここであらためて言っておきます。

ただ、授業中にどれだけ頭が動いているかは確認できないのでついついごまかしてしまいがちですし、本人は全力で考えている「つもり」ということも多々あります。

そこでひとつだけ、具体的にやってほしいこと、

「先に問題を読んで、先に考えておく」それから授業を聞く。 それだけです。

「予習」というほど大げさなことではなく、授業の数分前に問題を読んでおく、自分ならどう解くか、どんな図や表にまとめるかなど考えておくだけで答えまで出す必要はありません。

頭が休憩している人はだいたい先生が説明するのを待っているか、ほぼ自分で読まずに解説を聞きます。その時点で頭の中は遅れています。これでは自分の考えがない状態で人の考え方をまねることしかできません。それに対して、先に考えている人は自分の考えと解説の比較ができますし、大事なところが何かも頭に残りやすくなります。

 

ちょっとした準備をすることで、すべてが円滑に進むような学習ができますように!