長年算数を教えてきた中で、偏差値60以上の学力になるかならないかの目安になるものに
「等差数列」があります。
新学年を迎えて、大手進学塾ではたいてい小4の前半に登場しますのでここで紹介しておきます。
2,9,16,23,30・・・のように同じ数ずつ増える(または減る)という単純な規則の数列です。
例えばこの数列の15番目の数を求める問題の場合、
まずは 2+7×(15-1)=100 という解き方を教えます。
これを公式で表すと 等差数列の第N項の値は 初項+公差×(N-1) です。
低学年向けに表すと 等差数列の□番目の数は はじめの数+差×(□ー1) ということになります。
これが4年生で習って覚えられない、何か月か経つと忘れてしまうという子は
偏差値60に届かない = 意味を考えて式を立てる勉強をしていない
ということです。
じゃあ、できない子はどうすればいいのか?
説明できるまでがんばるしかないです。(覚えてその場をごまかしてはいけません)