なぜ低学年の指導に力を入れるのか?

小2・小3・小4

ぼくが大手進学塾に勤めていたときは、ほとんど5年・6年の授業を担当していました。

学力別にクラス編成されているので、そのクラスのレベルに応じた内容を教え、授業をするにつれ全体のレベルは上がっていきますが、個々の生徒の偏差値はあまり変化しません。

大手の進学塾には各塾のオリジナルテキストがあり、学力に応じてレベル分けしてあります。

どこの塾のテキストにも受験に必要な内容はほぼすべて入っていますので、それをいかに吸収するかの勝負になりますが、高学年でその吸収力の差はまず縮まりません。

つまり5年生6年生になってから偏差値50ぐらいの子が偏差値60になることはほとんどないのです。

それに比べると2年生から4年生なら、学習の仕方によって偏差値60まで上がってしまう確率は数倍高いのです。

偏差値を上げるなら低学年のうちに上げるべし!

それが山本塾で2年から4年の低学年の授業を中心にする理由です。

「そんなことはわかっている!」とばかりに無茶な量をやらしてみたり、高学年で習うことを単に先取りしたり、目先の点数を取るために「暗記の算数」をしてみても、それはいずれ追い抜かれる学習法です。

 

ではどんな学習をすればよいのか?

 

もちろん一言で言えるほど簡単ではありませんので、このブログで少しずつ紹介していきます。

 

すでに高学年の方には絶望的な話かもしれませんが、それが現実です。が、大学受験は「努力と暗記」で乗り越えられる部分が増えますので絶望してはいけません。

まだ間に合う方は、しっかりと地力をつける学習をしていきましょう。